全人代・全国人民代表大会の代表で、中国人口発展研究センターの馬力主任は9日北京で、「中国はすでに人口問題が全面的なピークを迎える時期に入る。これを高度に重視し、積極的な対策を採るべきだ」と述べました。
馬力主任はその中で、「中国人口の慣性的増加の勢いは依然として強いもので、総人口、労働適齢人口、高齢者人口のピークを迎えている。そのうち高齢化の加速や性別比率のアンバランスは中華民族の将来を影響する大きな問題となる。人口問題のピークの時こそ、これらの矛盾を解決する最もよい時期だと思う。出来るだけ速く都市部と農村部の統一的養老保険制度を確立し、家庭の養老、コミュニティでの養老を基礎に、社会福祉の養老を補充とする養老保障システムを確立するべきだ。また、出産人口の性別比率の大きな不均衡に対する管理を強化していくべきだ」と述べました。
中国人口の自然増加率は世界の平均レベルより低いものの、人口の基数が大きいため、毎年の出生者数は700万人ー800万人に達しています。また、2000年、60歳以上の高齢者数は総人口の10.1%を占めるようになり、高齢者社会に入りました。先進諸国と異なり、中国は経済が未発達にもかかわらず、割合早く高齢者社会に入ったということです。(翻訳:トウエンカ)
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