楊潔チ外相はさらに、関係各方面の共同の努力の下に、ロンドンサミットは積極的な成果を収めるだろうと期待しました。

　また、対外関係に触れた際、楊潔チ外相は、アメリカ新政府との関係はよいスタートを切り、アメリカと共に中米関係を引き続き前へ推し進めていくこと；中露関係は、ここ数年注目すべく進展を遂げ、ロシアとの関係をさらに強固なものにしていくこと；また、中日関係では、双方は食品安全をめぐって長期的な協力メカニズムを確立すべきこと；さらに東中国海問題で双方はすでに達成された原則と共通の認識を遵守することなどを強調しました。

　いま、中国とフランスとの間に発生した問題について、楊潔チ外相は、その責任は中国側にはないとして、中国側の重要な関心事に積極的に回答するようフランス側に求めました。

　朝鮮半島の核問題について、楊潔チ外相は「6カ国協議の関係各方面は2005年の9月19日に達成した共同の認識事項に従って行動すべきだ。できるだけ協力して、第二段階の協議をいち早く終わらせ、第三段階へ推し進めるよう期待する」と話しました。

　このほか、中国とアフリカの関係について、楊外相は「中国とアフリカ諸国とのエネルギー協力は互恵的なものだ。中国は今後も引き続きアフリカの発展を支援していく」と表明しました。

　楊潔チ外相はまた、気候変動、中国とヨーロッパの関係などについても記者の質問に答えました。（丹）