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朝鮮、再びアメリカを試す

2009-03-06 16:21:58     cri    




















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 朝鮮祖国平和統一委員会の報道官は5日声明を発表し、まもなく行われる米韓合同軍事演習は予測しがたい軍事衝突を起こす可能性があるとして、演習期間中に朝鮮の領空及び周辺地区、特に朝鮮の東中国海領空を通る韓国の民用航空機の安全を確保できないと警告しました。これを受けて、韓国の航空会社2社はその日、一部朝鮮領空を通る航路を変更しました。アメリカ国務院の報道官は威嚇を止めて、朝鮮核問題にめぐる六ヵ国協議に戻るよう、朝鮮に求めています。

 朝鮮の声明は、まもなく行われる合同軍事演習を「挑発的で危険なもの」だとして、朝鮮の尊厳と自主権に対する挑発で、朝鮮の安全を脅かし、地域の緊迫した情勢をエスカレートする「反平和的な犯罪行為」と厳しく非難しました。

 声明は「今回の軍事演習はアメリカ新政府がスタートしてから初めて行われる大規模な演習で、朝鮮半島の非核化プロセスを妨げているのはアメリカと韓国だということが物語れる」としています。さらに、朝鮮と韓国の間で締結した協議は「すべて無効になった」ため、現在、朝鮮半島には偶然な事件で全面戦争が起きるのを防ぐいかなる法律や制度もないので、今回の演習は「全面的な戦争の火付け役になる可能性」を指摘しています。

 演習は9日から20日にかけて、韓国国内で行われる予定です。参加する米軍は2万6千人に上り、そのうち、1万2000人は韓国駐屯米軍で、そのほかの1万4000人はほかの海外基地から来るということです。韓国はまだ演習に参加する人数を明らかにしていません。アメリカの原子力空母も参加する予定です。

 朝鮮がこの声明を発表したタイミングは微妙だということに世論が目を向けました。まず、朝鮮人民軍と韓国に駐屯する国連軍司令部の代表は6日、板門店で第16回将軍級会談を行い、朝鮮半島の緊迫した情勢をいかに緩和するかは議題の一つとなっています。第二、朝鮮は2月24日、通信衛星の発射を発表し、現在、準備段階にありますが、アメリカ、韓国と日本は大浦洞(テポドン)2型遠距離弾道ミサイルの試射だと見込んでいるようです。第三、アメリカの新任朝鮮問題特使ボスワース氏は初めての海外訪問をして、関係国家と朝鮮核問題にめぐる六ヵ国協議の再開のために交渉を行い、7日韓国を訪問することになっています。第四、朝鮮は8日に最高人民会議第12回代議員選挙が行われる予定です。

 世論は、朝鮮がこのような警告をしたのは、韓国の旅客機が撃墜される可能性があるという意味ではありません。朝鮮も全面的な戦争の発生を望んでいないことが考えられます。実は、朝鮮がこの微妙な時期に声明を発表したのは、朝鮮半島の情勢のエスカレートの責任を米韓に背負わせようとする一方、対朝鮮政策制定中のアメリカ政府を引っ張って、その底を打ち続けようとするものです。ところで、これは朝鮮がその領空でミサイル発射をする明確なシグナルだという専門家もいます。

 これと同時に、朝鮮は対話のルートを通じてアメリカと対話を行っています。韓国駐屯国連軍司令部は2月に米韓合同軍事演習の関連情報を知らせた後、朝鮮は板門店で人民軍と韓国駐屯国連軍司令部の第15回将軍級会談を行うことを求めました。これは双方の7年ぶりの会談となります。朝鮮は会談で米韓合同軍事演習をやめるようアメリカに求めましたが、この演習は防衛的で、恒例の年度演習だと言う理由でアメリカのウェイダー空軍少将に断わられました。にもかかわらず、国連軍のアドバイスを受け入れて、6日板門店で第16回将軍級会談を行い、停戦協議についての具体的な事項を検討し、将軍級会談の責任を再び確認する上、朝鮮半島の緊迫した情勢を緩和させようとしています。世論は、会談では実質的な進展が見られないかもしれないと見ています。朝鮮半島の複雑な情勢はどうなるのか、関連各国の姿勢はどうなるのか、見守るしかありません。(翻訳:東)

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