中国共産党中央政治局の常務委員、全国政治協商会議の賈慶林議長は5日北京で、「安定し、かつ急速な経済発展と調和の取れた社会を保ちながら、新中国建国60周年を迎えよう」と強調しました。

　これは賈慶林議長が、北京代表団の政府活動報告を審議する会議に参加した際述べたものです。賈慶林議長は代表による発言を聞いた後、「政府活動報告は、党と政府が国民と共に困難を乗り越え、一致団結して、厳しい時期を耐えていく知恵と勇気を表した」と述べました。

　談話の中で、賈慶林議長は、「直面している試練とは世界経済情勢の急激な変化である。第一の急務は経済の安定かつ急速な発展を維持することである。北京に企業の本部が多く集まっているため、その優位性を活かすべきである。また、科学技術と文化の優位性を発揮し、ハイテク産業と文化産業の発展に力を入れる。経済成長を維持し、庶民生活を保障し、社会の安定を保ちながら、より多くの雇用を作り出す。不動産の高騰を抑え、住宅問題を解決し、地下鉄などの建設を速め、すべての市民に改革開放のメリットを楽しんでもらう」と述べました。（翻訳：KH）