第11期全国政治協商会議第2回会議は4日、中国国歌の改正について、グループ別で審議しました。委員たちは、「国歌は民族的な気質を表し、忘れてはいけない歴史を記録している。現在の歌詞はそのまま残すべきだ」と示しました。
国歌のこれまでの流れ。
「義勇軍行進曲」は、1935年に劇本家の田漢氏が作詞し、中国の新音楽運動の創始者聶耳氏が作曲したものです。1949年9月27日、中国の第1期人民政治協商会議第1回会議の全体会議はこの歌を、中国の国歌が正式に作られるまでの仮国歌とすることを決めました。
1978年3月5日、第5期人民代表大会第1回会議は、新たな「義勇軍行進曲」の歌詞を取り決めました。
1982年12月4日、第5期人民代表大会第5回会議は、中華人民国の国歌に関する決議を承認し、78年の歌詞の改正案を否決し、35年版の「義勇軍行進曲」の歌詞を回復させました。
2004年3月14日、第10期人民代表大会第2回会議はこの歌を、正式に中国の国歌とすることを決めました。(万、吉田)
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