米国のデービッド・セドニー(David Sedney)国防次官補代理は28日北京で、「中国国防省と率直で誠意に満ちた会合ができた」と発表しました。
中米国防省の2009年度会合が27・28日の二日間、北京で行われました。その後の記者会見で、セドニー国防次官補代理は、「中国とアメリカは南アジア、中央アジアと『アフリカの角』などの地域の安全情勢、それに今年の両国の軍事関係の発展に関する原則の枠組みについて意見を交換した」とした上で、「両国は協力と相互信頼を強化していく」と強調しました。
セドニー氏はまた、中国海軍がソマリア沖で展開している護衛活動を、「とても専門的で、効果が高い」と賞賛しました。
中国国防省外事弁公室の銭利華主任も27日の会合で、「アメリカが台湾問題を慎重に扱い、台湾への武器輸出を取りやめ、実際の行動で中国本土と台湾の平和的な関係発展を支持するよう求める」と述べました。
去年10月、アメリカが台湾に対して武器を輸出すると発表したことから、中米間の軍事交流が一時期中止となりました。今年の会合はそれ以来の初の実務会合です。(翻訳:KH)
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