中国国家旅遊局の邵琪偉局長は27日、世界金融危機の影響を受けたものの、中国観光業は著しい発展期に入っており全体的な勢いは変わらないと示しました。

　邵局長は、金融危機や様々な突発事件の影響によって、昨年海外からの観光市場は明らかに衰退したが、国内観光に対する需要は安定して増加し、外国人観光客の減少による圧力も効果的に緩和されると語りました。中国の経済発展の基盤には変りがなく、都市と農村住民の収入は引き続き増加しており、観光業発展の原動力は依然として強力です。

　また、邵局長は、今年観光業界では祝日と休日にあわせた観光や文化などの人気コースを積極的に企画し、レジャーの奨励やレジャーローン、レジャー券の発行などの活動をはじめ、全面的に中国観光業の質や、利益の向上を目指すと示しました。そのほか、ロシアや日本、韓国などの東南アジアの国および香港、マカオ、台湾地区への宣伝と販売促進を強化し、海外からの観光における国内の平等を図るように努力するとしました。（楊）