新聞「ニューヨークタイムズ」のウェブサイトに発表されたニュースによりますと、EU（欧州連合）の主要国の指導者は22日、ドイツの首都ベルリンで行われたG20サミットの準備会議で、EU加盟国の金融危機対応を援助するため、IMF・国際通貨基金の資金を今の2500億ユーロの倍である5000億ユーロにすることを提案しました。

　一部の会議出席者は、IMFの資本を増加するのは、金融危機が再び起こることを防ぐためだと強調しており、イギリスのブラウン首相は、「これは信用貸付の緊縮に見舞われた中東部ヨーロッパ諸国の危機対応を援助できる」と述べました。

　また、新聞「フィナンシャルタイムズ」は22日のニュースで、東アジア諸国はすでに会議を開き、金融協力を強めて世界経済の衰退に対応することを決めたと報道しています。

　また、アジア開発銀行の黒田東彦総裁は、アジア開発銀行の資金を2倍にして1150億ドルとすることはアジア銀行のメンバーの支持を得られるだろうと述べました。そして東アジア諸国の財務相らは、区域内の外貨融通枠の規模を400億ドル増やしていくと表明しています。（楊）