第24回ユニバーシアード冬季大会が18日に中国東北のハルビンで行われますが、今回大会の規模や参加選手の人数と競技種目の数はこれまでの最高となり、ユニバーシアード史上に輝かしい一ページを記します。
今回大会には、次の八つの見所があるといえます。
中韓のスプリント・スピード・スケート選手、またも激戦を
これまでのワールドカップや世界選手権試合お、よび冬季オリンピックのスプリント・スピード・スケートで、中国と韓国の選手はライバルとして競い合い、注目されてきました。
1990年代に入ってから、韓国チームはこの種目で著しい成績を上げています。2005年のインスブルック・ユニバーシアード冬季大会で、韓国チームはこの種目で10個の金メダルと一個の銀メダル獲得という成績をあげ、メダル総数ではオーストリアについで2位となりました。そして2006年のトリノ・オリンピック冬季大会で、韓国選手はスプリント・スピード・スケート種目の8個の金メダルのうち6個を獲得したため、メダルランキングでは7位となっています。これはスプリント・スピード・スケート種目では韓国選手全体のレベルが高いことを示しているでしょう。
ここ数年、中国選手は韓国のもっともよいライバルとなっています。楊揚や王春露、孫丹丹、楊陽らの選手から、いまの王濛の率いる中国女子チームまで、そして李佳軍からいま李野の率いるの中国男子チームは韓国と激しい競り合いを繰り広げるでしょう。
ところで韓国チームには一つの特徴があります。つまり、冬季オリンピック開催までに、主力陣容を公表せず、選手をよく変えたことで、その策略をわからなくさせました。しかし、いかに変化しても、韓国選手はいずれも、実力のある軽視できない選手です。
ノルディック複合が初めて中国の競技場に出現
スキー複合競技は北欧の伝統的種目で、北欧に起源し、クロスカントリー・スキーとスキージャンプからなり、ノルウェーやスウェーデンで流行しています。近代オリンピックが始まってから、ノルディック複合は固定種目の一つとなって来ました。最初は個人種目だけが設けられましたが、1988年から団体種目も設けられ、ユニバーシアード冬季大会の正式種目でもあります。
この種目は今回大会によって初めて中国の競技場に入りました。このため、ハルビン・ユニバーシアード冬季大会組織委員会は亜力布競技場のK90 のジャンプ台を修築したほか、K125のジャンプ台を新築しました。そして、スキーコースを国際基準に見合わせて改造したのです。(翻訳:トウエンカ)
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