ネパールのダハール首相は15日、カトマンズで中国共産党中央対外連絡部の劉洪才副部長と会談し、「ネパール政府、各政党、人民は中国がチベット問題に関心を寄せていることを理解し、一つの中国という政策を断固として堅持し、いかなる勢力もネパール領土を利用して中国を破壊し、撹乱する活動を許さない」と述べました。

　これに対し、劉洪才副部長は「ネパールがチベット問題や台湾問題、人権問題で中国に与えてくれた貴重な支持と協力に感謝する。ネパールが正当な立場を引き続き堅持し、ネパール国内での反中国活動を効果的に抑制して行くことが出来ると確信する。中国共産党と政府はネパールとの善隣友好関係を引き続き発展させ、共同発展に努力し、両国人民に利益をもたらしていく。中国はネパールの友人そして善隣として、ネパールが安定と平和を維持し、一日も早く繁栄と発展を実現させることを希望する」と述べました。

　ダハール首相はまた「ネパール政府は中国との伝統的な友情を重視し、両国の全面的な協力の推進に努力し、両国関係を新たな段階に発展させて行く。現在、ネパール政府や各政党は交渉や対話、協力を通じて直面しているチャレンジに立ち向かい、平和プロセスを推進して行くことに努力している」と述べました。（翻訳：トウエンカ）