パキスタンのメディアが15日に報道したところによりますと、パキスタン北西辺境州の山間部スワットバレー地区で、イスラム強硬派のタリバンは10日間停戦することを発表したということです。このことから、パキスタン地方政府とイスラム原理主義組織との協議が可能になりました。
　しかし、タリバンは「パキスタンの治安部隊が停戦に応じない場合、自衛する権利がある」と明らかにしました。
　これまでのところ、パキスタン軍はタリバンの停戦宣言に反応を示していません。
このほどパキスタン北西辺境州の高官がイスラム組織のメンバーであるスフィ・モハメド氏と、北部のマラカンド県にはイスラムの法律システムを導入する協定に対し、同意に達しました。双方は16日も交渉を行い、協定へ正式に調印する可能性が高いと見られています。
　なお、去年10月、パキスタンの治安部隊がスワット渓谷で軍事行動を行い、地元のタリバンや武装勢力への取締りを行った後、双方の衝突が相次いでいるとのことです。（02/16　翻訳：ｙin　専門家：安藤）