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中国、英語圏カリブ海諸国初の孔子学院を設立

2009-02-14 15:05:47     cri    

 ジャマイカを訪問中の中国の習近平副主席は13日、首都キングストンで開かれた西インド大学モナ分校・孔子学院の設立式典に出席しました。英語圏カリブ海諸国に孔子学院が設けられるのは今回が初めてです。

 孔子学院は普通の大学ではなく、中国語と中華文化の普及と交流に携わる専門機構で、非営利な公益機関です。2004年、世界初の「孔子学院」が韓国のソウルに設けられました。2010年になると、世界中に設立される孔子学院と傘下の組織が500に達する見込みです。

 習近平副主席は設立式典の挨拶に立ち、「西インド大学モナ分校の孔子学院が設立できることは、中国とカリブ海諸国が文化と教育の分野における協力の新たな成果である」とし、「英語圏カリブ海諸国初の孔子学院は、カリブ海諸国の人々が中国語を勉強し、中国の文化を理解することにプラスとなるだけでなく、中国とカリブ海諸国の相互理解と友情を深めるための架け橋にもなる」と述べました。

 西インド大学は1948年創立の名門校で、そのモナ分校が歴史の最も長く、西インド大学の中で中国と教育協力を展開するのに相応しい学校です。2004年から、中国側の援助によって校舎の中に新設されたマルチメディアの手段を活用した視聴室が利用できるようになりました。中国から派遣されてきた教師たちがずっとこの視聴室で中国語の講義を行っています。モナ分校のシャーリー学長は、孔子学院はジャマイカを含むカリブ海諸国全体にプラスとなるとし、「中国とジャマイカの協力と友情はずっと昔まで遡ることができる。ジャマイカに孔子学院が設立できることは極めて重要である。これはジャマイカを含むカリブ海諸国で中国語を普及することに役立つものである。モナ分校の孔子学院は文化、教育、研究などをめぐって展示会やシンポジウムを催したりすれば、より多くのカリブ海諸国の学生を引き寄せてくるだろう。より多くの中国人の学生を引き付けてくるかもしれない。これはカリブ海諸国の人々が中国文化に対する理解と認識を広げ、深めることにプラスとなる」と述べました。

 ここ数年、中国とカリブ海諸国の文化交流が頻繁に行われています。毎年、中国政府は、ジャマイカなどのカリブ諸国の学生を対象に奨学金を贈ったり、カリブ諸国にボランティアや芸術団体、中国語の教師を派遣したりしています。これと同時に、より多くの中国人がカリブ海諸国の独特な音楽、ドラム演奏と舞踊に魅了されました。これについて、習近平副主席は、「人的交流と文化交流を促しながら、中国とカリブ海諸国の友情はより豊かな実りを収めることができると信じている」と述べました。(翻訳:KH)

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