中国の伝説上の人物を描く映画『花木蘭』のクランクインを記念する式典が10日行われました。この映画の題名の花木蘭とは、父親の代わりに出征した女性の名前で、『少林サッカー』や『レッドクリフ』などで知られる人気女優ヴィッキー・チャオ（趙薇）が主人公の花木蘭を演じるということです。

　この映画の監督のジングル・マ（馬楚成）は「以前ディズニーが作ったアニメ版の『ムーラン』は、主人公は目が小さく、唇が厚く、肌色が浅黒く、話すと肩をすくめるような西洋風のイメージがあったが、われわれは中国の伝統的な「花木蘭」のイメージを作り出そうとしている。ヴィッキー・チャオは目がパッチリしていて、颯爽とした感じを持つので、そのイメージに近い」と話しています。（閣、安藤）