世界銀行の副総裁兼チーフエコノミストの林毅夫氏は9日、「各国が経済支援策を進める中で、経済発展を制約するボトルネックの解決を重点とするべきであり、この面では先進国も中国の成功した経験を学ぶ必要がある」と語りました。

　これは林毅夫氏がワシントンピーターソン国際経済研究所で演説した際述べたものです。林毅夫氏は、「1990年代のアジア金融危機に対応した際、中国は積極的な財政政策を取り、経済の急速な発展を遂げた一方で、高速道路などのインフラ整備を進めている。これによって、経済発展のボトルネックが減少し、次の段階の経済発展に良い基盤を作り上げた」と語りました。

　林毅夫氏はさらに、「先進国は経済支援策を策定する際、投資の重点を経済発展のボトルネックを減少することに置き、持続可能な発展を促すべきだ」と語りました。（02/10　翻訳者：Lin）