AU・アフリカ連合の第12回首脳会議が4日、エチオピアの首都アディスアベバで閉幕しました。会議では、アフリカの交通とエネルギー分野のインフラ整備、国際的な金融危機、それにアフリカ連合政府確立などの議題が討議されました。
今の議長国であるリビアの指導者カダフィ氏と初めて会議に出席したザンビアのバンダ大統領が閉幕式でスピーチを発表し、アフリカの平和と安全及びインフラ整備やアフリカ一体化の促進などの問題に対する見解を述べました。
カダフィ氏は閉幕式後、AU委員会のジャン・ピン委員長と共同記者会見に臨みましたが、その際、カダフィ氏は「一部の国では軍事クーデターが起きているため、アフリカ大陸の平和と安全が脅かされている。アフリカ諸国は武力での政権更迭を承認せず、平和的な権力の移行を提唱し、政府の積極的な参与を呼びかける」と述べました。
また、ジンバブエ問題について、AU委員会のジャン・ピン委員長は、「ジンバブエ連合政府がいち早く活動するよう期待している。国際社会はジンバブエの政治危機解決に引き続き協力していくだろう」と話しました。(丹・林)
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