タイのアピシット・ウェチャチワ首相は3日、「タイの政治情勢はほぼ安定を取り戻して、空港閉鎖事件が再び起こることはない」と改めて表明しました。

　アピシット首相はこの日、バンコクで外国のビジネスマンに向けて『タイの政治・貿易・投資の情勢』と題する演説を行いました。その際、アピシット首相は「去年11月、反政府デモの突入によって、スワンナプーム空港とドンムアン空港が封鎖された。これを受けて、国際社会はタイの政治情勢を憂慮している。このような事件の再発防止のために、タイ政府はすでに有効な措置を講じた」と述べました。

　また、アピシット首相は「タイは、アジア地域の交通中枢となるために努力している。タイの貿易環境はさらに便利となる」と語った上で、「タイは、27日から3月1日にかけて行う予定のASEAN・東南アジア諸国連合サミットの開催準備を整えた」と明らかにしました。（翻訳：katsu）