温家宝首相は28日、スイスのダボスで開催した世界経済フォーラムに出席し、今回フォーラムとしては最初に挨拶し、自信、協力と責任に頼り、今回の危機を乗り越えるよう国際社会に呼びかけました。

　温家宝首相は、金融危機発生の原因を分析した上で、「貯蓄と消費の関係、金融革新と金融監督の関係、バーチャル経済と実態経済の関係をそれぞれ正しく整理し、根本的な対策を見出すべきだ」とのべました。

　温家宝首相は,金融危機の中国経済に対する影響を認め、大量の実例と数字を用いて中国の対策を紹介しました。温家宝首相は「中国は、比較的速く、かつ安定した経済成長を保ち、世界経済の発展にこれからも寄与していく自信、条件と能力を持っている」と語りました。

　そして金融危機の対応について温家宝首相は、国際的な貿易と経済協力を強化し、多国間の貿易体制の発展を推進し、世界の金融体制の改革を推進し、金融の世界的新秩序の確立を加速することなどを提案しました。（翻訳：李軼豪）