中国製品というと、これまで低廉かつ悪質というイメージがありましたが、現在の南米の消費者にとって、中国製品は値段が安い上に品質の優れたものとなっています。多くの中国企業が海外に進出するにつれて、中国製品の代表は紡績品、靴、玩具などの労働密集型の製品だけではなく、自動車、携帯電話、パソコンなど技術性の高い製品もあります。中国製品がより多くの外国消費者に認められるようになりつつあります。

　この前のクリスマスに、チリ外務省経済局のアンドレス局長は、中国製の飾りものをたくさん買いました。娘さんに上げたプレゼントも中国製です。アンドレス局長は、「私は長年中国との貿易交渉に携わってきた。同僚たちも中国のことをよく知っており、中国製品を愛用している。チリでは中国製品は人気があり、紡績品、玩具にとどまらず機械や電子製品など種類も豊富だ」と述べました。

　南米では、中国製品を愛用しているのは、アンドレス局長のような公務員だけではなく、一般の市民も段々中国製品を認めるようになりました。タクシー運転手のペドロさんは、中国製品を選ぶのは安いのももちろん、より重要なのは中国製品の質が良くなっていることだと指摘しました。ペドロさんは、「昔は、中国製品の質は劣っていたが、今はよくなった。われわれチリ人は信用している。今、アメリカ製品とドイツ製品と同じように安心して中国製品を買っている」と語りました。

　昔から輸出している紡績品、プラスチック製品、靴類以外に、現在では中国企業は世界各国により技術性の高い製品を輸出しています。たとえば、自動車、電子製品、インターネット設備などです。チリ外務省経済局のアンドレス局長は、ここ2年間で多くの消費者が中国製自動車を買うようになったことに気づきました。アンドレス局長は、「中国製自動車は、スタイルが美しく、安くて使いやすい。ガソリン代が高騰している今、チリ市民に人気がある」と語りました。

　過去は市場に低価格で出回っていたが、現在は技術開発を競うようになり、中国製品は、斬新なイメージを作りだしています。チリ外務省経済局のアンドレス局長は、中国製品のこのような変化について、「ここ数年、チリ人は中国製品の質に対してイメージを変えている。中国製の自動車と電子製品がチリ市場に入ってくるにつれて、中国製輸入品の内容も豊かになってきた。このような付加価値が高く、技術性の高い中国製品に対して、チリ人は技術性と価格の完璧な融合だと思っている」と述べました。（翻訳：李軼豪）