ブラジルを公式訪問中の中国の楊潔チ外相は19日ブラジリアで、「中国とラテンアメリカとの関係はここ数年大きな発展を遂げ、その見通しも明るい」との見解を示しました。

　楊潔チ外相はブラジルのアモリン外相と会談した後の記者会見で「ここ数年、双方はハイレベルの交流を深め、さまざまな経済協力を行い、貿易を強め、人的交流を行うとともに、重要な国際問題についても情報交換と協力を促してきた」と述べました。

　楊潔チ外相はさらに、ラテンアメリカとカリブ地域の一体化プロセスを高く評価し、ブラジルがこの面で果たした重要な役割を賞賛した上で、「今年は、中国とブラジルの国交樹立35周年である。これまで両国関係は大きな成果をあげた。私もアモリン外相も、両国関係の見通しは明るいと認識している。双方は、今後ハイレベルの交流を一層強化し、両国関係がもつ潜在力を十分に生かすことを通じて、両国国民により多くの実益をもたらすことで一致した」と述べました。

　この日、楊潔チ外相はブラジルのルーラ大統領と会談し、共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見交換を行いました。

　（翻訳：洋　チェック：林）