中国の劉振民国連副大使は16日に開かれた第10回国連特別会議の第34回会議で発言し、「当面の急務は、関係方面による国連安保理1860号決議の実施と即時停戦を促進し、より多くの住民の死傷を避けることだ」と述べました。
劉振民副大使は、その際「今回会議が当面の緊迫したパレスチナ・イスラエル情勢の緩和に建設的影響を与えることを期待している。中国政府はパレスチナ・イスラエル衝突のエスカレートに大きく注目し、ガザ地区の人道的情勢の悪化を憂慮しており、双方の即時停戦を求める。イスラエルが即時に停戦し、ガザ地区に出入りするすべての通商点などを開放し、ガザ地区への人道的救援物資の輸送を確保することを求める。パレスチナ武装勢力はロケット弾攻撃を直ちに止めるべきだ。国際的な人道法と人権法に違反するすべての行為は許せない。国際社会はガザ地区の人道危機を高度に重視し、その緩和のための措置を取るべきだ。われわれはガザ地区の人道情勢に対する国連の評価に賛同し、ガザへの緊急救援を強化し、地元の再建を支援するよう国際社会に呼びかける。中国政府はすでにパレスチナ自治政府に100万ドル相当の人道的緊急支援を提供した。そして情勢の進展に基づきできる限りの援助を続けていく」と述べました。
劉振民副大使はまた、「中国は武力による問題解決に一貫して反対している。イスラエルによる武力の過度な行使は受け入れられない。パレスチナとイスラエルが国連決議や『土地と平和の交換』の原則、『アラブ和平協議』、『ロードマップ』など踏まえて、政治交渉を通じて紛争を解決し、両国の平和共存を実現させるべきだ。パレスチナ・イスラエル問題の平和な公正、かつ持久的な解決のため、中国は国際社会と共に、関係方面が政治交渉の軌道にいち早く乗るようにするため努力していく」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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