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「21世紀年度最優秀外国小説賞」、大江健三郎氏が受賞

2009-01-16 16:36:53     cri    

 

 人民文学出版社と中国外国文学学会が主催する「21世紀年度最優秀外国小説・2008微山湖賞」の授与式が、16日に北京で行われ、受賞者のノーベル文学賞受賞者大江健三郎氏が出席しました。

 中国で初出版された長編外国語小説を対象に、中国の文学研究機構と人民文学出版社が選ぶ「21世紀年度最優秀外国小説大賞」。中国語に翻訳された数多くの外国文学作品の中から今年は、日本の作家でノーベル文学賞受賞者である大江健三郎氏の「臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」が最優秀作品に選ばれました。なお、以前にこの賞を受賞した人のなかには2008年ノーベル文学賞の受賞者、仏の作家ル・クレジオ氏などがいますが、日本人作家の受賞はこれが初めてです。

 大江健三郎氏は授与式で、小説の最後の部分を朗読した後、「中国の読者の皆さんがこの題名の長い小説をどのように受け止めるか大変に楽しみです」と話していました。

   
   中国語翻訳本の表紙   あるファンが翻訳本から書き写した言葉

 同日午後、受賞作は北京市内の書店に並べられ、大江健三郎氏はサイン会を行って中国の読者たちと交流しました。(取材:黄恂恂、チェック:横山)

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