中国の中央銀行である人民銀行は、このほど北京で開かれた2009年の活動会議で、貸付の合理的な伸びを維持するよう打ち出しました。
この会議は、「今年は適度にゆとりのある通貨政策を実施する。物価の安定を維持すると共に、通貨や信用貸付の量を適度に増やす。また、こうした資金は主に国民生活にかかわるプロジェクトや省エネ、環境保全、科学技術革新などの分野に用いられる。農民を対象とする信用貸付業務を拡大し、住宅ローンを含む消費信用貸付の合理的な成長や輸出志向型企業への資金援助を奨励すると共に、四川大地震の被災地区の再建への支援を行っていく」としています。
このほか、会議は「金融危機への対応策を明確にし、各国の経験や教訓などを踏まえた上で、リスク意識を高め、危機対応能力を強化する」と指摘しました。
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