中国では、間もなく伝統的な祝日・春節を迎えますが、春節期間中の観光市場について、国家観光局の王志発副局長は5日北京で「今年も安定成長を維持する見通しで、一部の地区では一時、観光ラッシュが発生する可能性がある」と述べました。

　王志発副局長は、この日開かれた全国休暇観光協調会議で「今年も、南の人は北方に行って雪祭りなどを楽しむのに対し、北方の人は冬の寒さを避けるため暖かい南へ行くという傾向が強い」と指摘しました。その上で、「大陸と台湾の間では、旅客機の直接運航が開放されたことで航空業の経営コストが削減され、観光費用が減少した。そのため、大陸住民にとって台湾旅行が新たな人気を呼ぶだろう」との考えを示しました。(鵬、吉田)