バングラデシュの第9回国会議員選挙は27日深夜、候補者によるテレビ演説が終了したことで、選挙運動が終わりましたが、投票は29日に行われることになっています。

　ハシナ元首相が率いるアワミ連盟をはじめとする15の政党からなる連立勢力、ジア前首相が率いるバングラデシュ民族主義党をはじめとする四つの政党からなる連立勢力が、今回の選挙で最も有力な二大陣営です。統計によると、今回の選挙に登録した有権者は8100万人以上に達しています。

　報道によりますと、異なる政党を支持する人たちが27日、一部の地域で衝突を起こし、60人以上の負傷者が出ています。

　バングラデシュの暫定内閣は選挙期間中、監視活動に当たるため、全国各地に軍隊5万人、武装警察7万4000人余りと6000人からなる機動隊を配備しました。また、暫定内閣は投票が開始される直前に、全国で46万人以上の民兵を動員するなど、投票の安全確保に力を入れています。（翻訳：KH）