中国の中央銀行である中国人民銀行の易綱副総裁は26日、北京で、「当面、中国経済は基本的に良好な状況にあるので、来年は8％の成長率が実現できる」と述べました。

　これは易綱副総裁が2008年中国金融フォーラムに参加した際述べたものです。この中で、易綱副総裁は「現在、中国住民の貯金残高は20兆元だが、消費貸付金額は4兆元しかない。住民の貯金率が高く、負債が少ない。また、企業のほうは非金融機構の企業の平均資産負債率が比較的少なく、不良率は低いほうにある。同時に、中国の国債残高は国内総生産の2割しかなく、アメリカやEU、日本など先進国より低く、財政赤字の比率がさらに低く、政府の資産負債状況も良好だ。これで、来年、中国は8％の経済成長率が実現でき、インフレ率も比較的低いレベルに維持できる」と説明しました。（翻訳：東）