欧州委員会は23日、イタリアやスペイン、ドイツなどが、金融危機の影響を乗り切るため自国の金融市場を支援する計画を承認しました。
それによりますと、イタリアやスペインなどが自国の金融機関に提供する保証や資本調整計画は実体経済に十分な資金を投入するのに役立ち、当面の厳しい金融情勢に対応できるということです。
欧州委員会の競争政策を担当するクロス委員は「スペインの金融支援計画は同国の経済情勢の特殊性を考慮しているだけでなく、EUの他の銀行との公正な競争を行うことを十分保証している。イタリアが自国の金融機関に対して行う資本調整計画は、市場の信頼強化に有効だ」と評価しています。
ドイツ政府によるIKB・ドイツ工業銀行とノルトドイチェ・ランデスバンクの支援計画について、欧州委員会は「金融機関の安定、実体経済の維持に必要だ」との声明を発表しました。
同日、欧州委員会はラトベニアが提出した銀行の融資ルートを保障する計画と、イギリス銀行による支援計画の修正案も承認しました。(12/24 翻訳:Yin 横山)
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