国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は21日、各国政府が世界の経済成長の減速に対し財政刺激措置を取らなければ、来年の世界経済は一段と厳しくなると指摘しました。
ストロスカーン専務理事は、2009年は厳しい一年であり、IMFは来年1月に世界経済成長の見通しを発表する際、予想を下方修正する可能性があると示唆した上で、財政赤字を増やすことは一番望ましい措置ではないが、経済の衰退はさらに望ましくないとの憂慮を示しました。
IMFはこれまで、支出の増大と臨時減税などの財政措置を取り、個人需要の激減によって生じた需要不足の穴埋めを各国政府に呼びかけてきました。IMFの推定では、各国の財政刺激措置の総額は1兆2000万ドルで、これは世界経済の2%に達します。(翻訳:黄恂恂、チェック:林)
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