NATO・北大西洋条約機構のスケッファー事務局長は19日、ブリュッセルの本部で、NATO駐在のロシアのロゴージン大使と会談しました。これにより4ヶ月間中断していたハイレベル政治交流が再開したことになります。
ロゴージン大使は会談後の記者会見で、「双方は、来年1月NATO・ロシア理事会の大使級非正式会議を開き、関係の正常化に向けて努めていくことで、合意した」と述べました。そして、「双方の信頼はまったくなくなっている。今回の会談で、信頼回復に向けて第一歩を踏み出した」と強調しました。
同じ日、ロシアのラブロフ外相は、「平等を踏まえたうえで、NATOと関係正常化に努めていく」と述べ、「正常化の第一歩は、ロシアがグルジアと衝突する原因を探ることだ」というロシア政府の立場を示しました。(朱丹陽 大沢)
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