金融危機の影響を受けて、400社以上の飲食店からなる香港飲食業連合会は、12月から一連のプロモーションを行い、そのうち一香港ドル定食という激安メニューが好評を博しています。

　香港飲食業協会責任者の駱国安氏によりますと、過去2ヶ月、香港の飲食業の業績は大きく落ちたことから、この1香港ドル定食というプロモーションを行うのは市民の消費を刺激するものだそうです。プロモーションは協会のメンバー間で順番に行われており、今は「太興焼味店」（燻製の肉、鶏、アヒル、ガチョウを主に販売するチェーン店）の番となり、その1香港ドルチャーシュー丼定食が大人気です。一人一食という限定販売にもかかわらず、店前では営業開始20分前から100人以上の列ができて、そのうち数時間以上待つお客さんもいるそうです。

　駱国安氏はまた、12月から来年の5月までに400社以上の飲食店が連合して、1香港ドルで買える醤油味付けアヒル、エッグタルトの6個セット、それに１香港ドルで歌えるカラオケなどのプロモーションを展開して、今の金融危機に対応するとしています。このほか一部の大手デパートも、クリスマスにちなんだ１香港ドル定食の提供を企画しています。（翻訳：KH）