アメリカが欧州で計画するミサイル防衛協議をめぐるロ米作業グループに参加したロシアのリャブコフ外務次官は、15日、モスクワで、当日行われた二国間協議でミサイル規制や戦略兵器削減条約についてまだ共通認識に達していないと発表しました。

　イタルタス通信の報道によりますと、リャブコフ外務次官は、「当日の二国間協議は誠実な態度で、充実した話し合いができた。双方は、いま存在する食い違いについて話し合いをしたが、問題は数多くあり、共通認識に達せなかった」と語りました。

　リャブコフ外務次官はまた、「ロシアとアメリカは来年末までに、第一次攻撃的戦略兵器削減条約に代わる新条約に調印し、アメリカの欧州でのミサイル防衛施設設置計画について、双方とも受け入れられる案を見つけ出すべきだ」と表明しました。（翻訳：Yan）