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「三通」、海峡両岸の新たな時代を切り開く

2008-12-15 17:13:09     cri    



















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 中国本土と台湾は15日に、香港を経由しない郵便物の配達、それに直通航行と貨物と旅客の輸送直行便といういわゆる三通を実現しました。これは海峡両岸の人々そして世界中の華人が首を長くして期待していたことです。台湾問題の専門家はCRI記者のインタビューを受けて、三通の実現によって中国本土と台湾の関係が新たな時代に入ったと述べました。

 内戦によって、中国本土と台湾は1949年から分離され、海峡両岸の往来は長い間厳しく制限されてきました。政治面の原因で、本土と台湾の人々は互いに誤解とわだかまりを抱えていました。

 1979年から、中国本土は台湾に対する政策に、通信、通商、通航という三通を主要内容の一つとして盛り込みました。30年近くたゆまぬ努力を経て、やっと実現することができました。中国社会科学院台湾研究所の余克礼所長はこれについて、「三通をほぼ実現させたことは、両岸の経済貿易、人的往来と相互交流が正常化に向けて極めて重要な一歩を踏み出したことを意味している。これを通じて、両岸の人々が相互理解を深め、客観的かつ理性的に相手のことを考えられるようになった。誤解とわだかまりを解消することができ、相互信頼を深めることもできる。このような信頼関係が一旦できたら、両岸関係の正常化はほぼ実現できると思う。これにより海峡両岸の統一のためにしっかりとした基礎が作られた」と述べました。

 金融危機の影響を受けている今、中国本土と台湾が三通を実現したことに、現実的にも重大な意義があります。船便を例にすれば、香港を経由しなければ、輸送時間とコストが大幅に削減でき、中国本土をベースにした台湾系企業にプラスとなります。台湾系企業はコスト削減のほか、ビジネスの範囲を広げることもできます。余克礼所長はまたこれについて、「三通の実現は、台湾と本土の間で内容豊かな経済活動を展開することに良質の保障を提供できる。今の時期に三通をほぼ実現できたことは、両岸の経済発展に非常にポジティブな役割を果たす」と述べました。

 ところが、余克礼所長も、三通がほぼ実現できましたが、両岸関係の正常化への道はまだまだ長いとの考えを示しました。台湾の法律には、本土との経済貿易、人的往来を制限する条例がまだ沢山あります。最も大切なのは、本土と台湾は三通というチャンスを生かして、関係の正常化に向けて前向きに進み、敵対状態を終結するための交渉を行うことです。

 これについて、余克礼所長は、「関係の全面的な正常化を実現するには、政治関係の改善が大前提である。両岸の経済と民間の交流が正常化しつつある背景に、政治関係の正常化を積極的に促していく必要がある。とりわけ、一つの中国という原則の下で、敵対状態を終結するための交渉を行い、軍事面の相互信頼体制を作り、両岸の和平協議締結の準備作業を急ぐ必要がある」と述べました。

 国務院台湾事務弁公室の王毅主任は、三通を通じて、両岸の人々の利益と関係発展にプラスとなることそれに歴史の流れに相応しいことであれば、いかなる困難があって、どれほど時間と労力をかけても、両岸の人々の協力の下で実現できるものだと分かったと述べました。(翻訳:KH)

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