中国水土流失・生態安全総合科学調査グループによりますと、水土の流失面積はすでに356.92万平方キロに達しているということです。
水利省の陳雷水利相は水土流失の特徴として(1)面積と範囲が広く、農村部だけでなく、都市部や工鉱業地区、各流域や各省に及んでいる(2)流失と侵食が深刻で、年均流失量は45.2億トンに達し、四川と山西、甘粛、内蒙古、陝西5つの省・自治区で全国の半分を占めている(3)流失の要因は様々で、地域によって著しく差がある、この3点を挙げています。
専門家の試算によりますと、今のスピードで進めば50年後には、東北地方の黒土地帯で93万ヘクタールの土地が失われ、殻物生産量も40%前後減少するということです。また、35年後には、西南部の砂漠化面積は倍に増え、1億近い人が生存を脅かされると予想されています。(万、横山)
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