中国衛生省の毛群安報道官は10日北京で、「今年9月末までに、中国で新型農村協力医療に加入した農民は8億1000万人に達し、農村人口の九割以上を占めている」と明らかにしました。

　毛群安報道官はその中で、「現在、新型農村協力医療はすでに710億元の資金を調達し、今年の第1四半期から第3四半期まで医療給付を受けた人はのべ3億人を超えた。各級衛生部門は今後新型農村協力医療の資金調達レベルをさらに高め、医療サービスを提供する医療機関への監督管理を強化し、この制度をいっそう整備していく」と語りました。

　新型農村協力医療制度は政府と農民の共同出資により2003年に発足し、現在、すでに中国大陸の31の省・直轄市の全域をカバーしています。2010年には、すべての農村住民がこの制度に加入する見込みです。（翻訳：周莉　チェック：大澤）