アメリカのブッシュ大統領は5日、「この日に発表した11月の失業率からみて、アメリカの経済が後退していることが分かった」と、初めて正式にアメリカの経済後退を認めました。

　ブッシュ大統領はこの日、ホワイトハウスで「アメリカの不動産や貸付、金融市場に厳しい問題があり、失業率が大幅に上がった。経済を振興させるため、アメリカ政府は対応措置を講じていく。次期のオバマ政府もこのような約束をすると信じている」と述べた上で、「対応策が効果をもたらすには時間が必要だ」と強調しました。

　なお、アメリカの関係部門がこの日発表した報告によりますと、アメリカの失業率は10月の6.5%から11月の6.7％に上がり、15年来の最高記録となったということです。（翻訳：katsu）