このほど中国史上初の環境汚染の責任に対する保険賠償が行われました。
中国中部の湖南省は今年、環境汚染責任保険を試験的に実施し、化学工業、有色、鉄鋼など、環境汚染リスクの高い18社の企業を対象範囲に指定しました。そして、農薬製造企業の株洲昊華公司は7月、中国平安保険による汚染事故賠償保険に加入し、4万800元の保険金を支払いました。その2ヶ月後の9月、塩化水素の漏れ事故が発生し、周りの畑を汚染しました。120戸の村民が企業に損害賠償を訴え、企業はこの状況を平安保険に通報しました。保険会社の現地調査などを経て、損害賠償が認められ、村民たちは1万1千元の賠償金を得たということです。
これを受けて、中国環境保護省の責任者は、「市場メカニズムによって環境リスクを軽減し、環境責任保険を導入することは中国で新しい出来事だ。今後は関係部門と共に、この保険の地位や適応範囲を明確にし、長期的な運営メカニズムを確立する」と語りました。(12/01 翻訳者:Lin チェッカー:大澤)
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