インドのシン首相は 30日、「自国の海上や空中の安全保障を一層強化するため、政府は連邦調査機関を設置し、海軍や海岸警備隊、海上警察及び空軍や民用航空などの部門に対する改革を行う」と明らかにしました。

　シン首相はまた、「政府は、国のテロ対策能力を一層強化するとともに、国家治安部隊の規模を拡大し、その装備を改善する。また、部隊の基地を全国に４カ所増設する」と述べ、各政党に対し、政治的な対立を乗り越え、国の利益を守るために手を携えるよう呼びかけました。

　アメリカのブッシュ大統領はこの日、シン首相と再び電話会談を行い、このほどムンバイで起きたテロ事件の調査に全力で協力すると表明しました。

　また、日本の麻生太郎首相もこの日夜電話会談を行い、テロ対策分野における協力を強化することで合意しました。（翻訳：洋）