栖霞は「霞がとまる」という意味で、ここは古くから霞がよくかかることで名が知られています。地理的な位置は日本の仙台市に近く、面積が2016平方キロで、仙台市の2倍ぐらいです。内陸の町ですが、北は蓬莱、南は青島、東北は煙台と接しており、交通が便利です。
人口はおよそ66万ですが、うちの56万人がリンゴ農家で、リンゴ栽培を中心とする町です。規模としては中国では13の鎮を管轄している小型の町です。
季節の移り変わりははっきりしています。年平均気候がおよそ11度で、空気が湿潤しているため、暮らしやすいです。降雨量が650ミリぐらいで、霜が降らない日数が207日、北方の町としては多いほうです。また、年日照時間は2690時間にのぼり、小麦やトウモロコシ、落花生などの田畑の作物に適するのはもちろん、果物特にリンゴ栽培の最適です。
・リンゴ栽培の開始
1871年に、アメリカの宣教師が苗を輸入したことをきっかけに、リンゴの栽培を始めました。国光などの種類を経て、改革開放の後、日本の富士リンゴなどを大規模に栽培しはじめました。そのリンゴが色が鮮やかで、さくさくした食感に、水分が多く、甘いことで、全国で名が知られました。今は国内の最も重要なリンゴの産地になり、「中国一のリンゴの町」に選ばれています。
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