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北京パラリンピック特別報道(2)
   2008-09-17 13:49:54    cri

 パラリンピックを迎えるに当たって、北京というこの近代的な町はバリアフリーの都を作り上げるために全力投球してきました。空港からバス、タクシー、ホテル、観光地まで、各種のバリアフリー施設が整備され、身障者たちにとってずいぶん便利になりました。

 首都国際空港は、各国の身障者選手と来賓が北京に到着する初めての場所です。ここは、バリアフリー施設がとても充実しています。第三ターミナルのホールに、体の不自由な方へサービスを提供する低いカウンターがあります。フロアのエレベーターのボタンにはすべて点字がついています。そして、トイレには設計された時点からすべてバリアフリースペースが設けられています。さらに、第三ターミナルの到着ホールに6つの臨時バリアフリートイレが新設されました。これによって、パラリンピック開催期間中の需要を満たすことができます。空港ターミナル管理部の譚偉マネージャーの話です。

 「4月から7月まで3ヶ月をかけて、あわせて14のバリアフリー施設を改造しました。長時間のフライトをされたお客様体が凝ってしまうことを考えて、マッサージサービスも提供しています。」

 譚マネージャーの話によりますと、パラリンピックに参加する4000人あまりの選手のうち、およそ半数が車椅子利用者です。空港に設置されたバリアフリー入国通路や、エレベーター、低いカウンターなど400あまりのバリアフリー施設により選手たちにゆったりした活動空間を与えられます。

 首都国際空港以外では、北京の公共交通機関のバリアフリー施設も全体的にグレードアップしました。北京の町には、最近、70台あまりのバリアフリータクシーが現れました。そのなかには、イギリスから導入したオースチンという車種もあります。北京銀建タクシー会社の楊萍さんに話を聞きました。

 「このオースチンは普通のタクシーと違って、フロントドアを開けるとトランクがあります。車椅子は後部ドアから入れられます。」

 このような工夫があると、車椅子に乗る身障者は楽に車を乗り降りできます。このオースチンのほか、バリアフリー施設を取り付けたミニバンなど比較的大きな車もあります。電話で予約すれば、送迎が可能だそうです。

 また、北京市身障者連合会の責任者、趙春ランさんの話によりますと、パラリンピック開催期間中、北京公共交通グループは900台あまりのバスを提供し、16本のパラリンピック専用コースを開通しました。地下鉄の駅には、エスカレーターや目の不自由な人のためにつけられた道路標識などの施設のほか、階段を乗降するデッキも新設し、車椅子利用者にも配慮されています。趙さんの話です。

 「交通のバリアフリー化について、北京市はすでに2835台ものバリアフリーバスを導入しました。これと同時に、6台の車椅子を収納できる600台の専用バスもパラリンピック開催期間中運行しています。また、2本の特急バス路線もバリアフリーを実現しました。」

 調べたところ、2005年からこれまで、北京市で新設あるいは改造されたバリアフリー施設は1000を超え、公共機関のバリアフリー総合改造率は80%以上に達したということです。市内にある130本の道路と1180箇所の交差点で、車椅子用のスロープが設置され、460の銀行、20の郵便局および50の大学で、バリアフリー施設の改造が実施されました。北京市はまた、「バリアフリー施設整備管理条例」という全国初の地方法規を打ち出しました。

 こういった便利な公共交通システムに恵まれ、各国のパラリンピック選手と来賓は北京の有名な観光地を気軽に見てまわれるようになっています。たとえば、万里の長城では、リフトなどを利用して、「長城に至らずば、好漢にならず」という北京の豪快さを体験できるのです。故宮の午門では、スタッフが車椅子をリフトに乗せ、車輪をロックしてから、リフトをゆっくり上げます。これで、わずか10分間で午門のやぐらに着きます。スタッフの鐘伯君さんに話を聞きました。

 「これは故宮に新しく装備されたパワーリフトです。おかげで、今では、体の不自由な人たちも簡単に午門を登ることができます。」

 また、大部分の北京のホテルには、様々なバリアフリー施設が整備されています。最近、多くのホテルの回転ドアの柱に、ボタンが付けられたことに気づきました。これを押すと、回転ドアのスピードが半減し、身障者が出入りしやすくなるのだそうです。ホテルにはこのようなバリアフリー施設がほかにもたくさんあります。エレベーターにある低いボタン、階段のそばの身障者専用のスロープ、バリアフリーのトイレなどです。北京市観光局の于徳斌副局長の話です。

 「体の不自由な人たちの活動エリアは、普通、ホテルの30%から50%ぐらいを占めますが、ここ数年の努力を経て、現在、全エリアでバリアフリー施設のサービスを保障できます。」

 こういったバリアフリー施設の整備によって、北京パラリンピックの開催期間中に、各国からの選手と来賓は、心地よくいろいろな活動に参加することができます。また、これらの新しい施設は、北京で暮らしている身障者たちの生活もより快適にしていくことでしょう。

 (終)

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