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北京パラリンピックは、開会から今日で5日目を迎えました。各国の選手たちが、20競技・295種目で競い合う今大会。オリンピックに続いて、北京には再びスポーツ・フィーバーがやってきました。
パラリンピックで注目を集めているのは選手だけではありません。パラリンピックを裏で支えるボランティアたちの活躍が、大会を大いに盛り上げています。今回のパラリンピックに関わるボランティアの数はおよそ44000人。各国の選手や関係者、メディアなどのサポートを行っています。多くが先日の北京オリンピックに引き続きボランティアを務めており、業務は手馴れたものです。しかし、体の不自由な選手たちへのサポートは、専門的な知識が必要です。ボランティアたちは研修に参加し、礼儀作法やバリアフリー施設の利用法、車椅子の扱い方などを学んだと言います。
ボランティアのひとり・周蓉さんは、メインプレスセンターでメディア関係のサポートを行っています。「身体障害者とのコミュニケーションは、あらゆるサービスの基礎となる」と、周さんは話しています。
「障害者、特に車椅子の方に対応するとき、まずしゃがんで、何か手伝えることがあるかどうか聞きます。彼らの許可を得てから手伝います。これが基本マナーです」
今回のパラリンピックには、中国人だけでなく、外国人もボランティアとして参加しています。メインプレスセンターの設備貸し出し部門に配属されている日本人ボランティアがいます。名前は中山千恵さん。清華大学の留学生です。中山さんは、オリンピックに続いて、パラリンピックでもボランティアとして参加しています。パラリンピック前には研修にも参加し、パラリンピックへの関心が高まったと言います。中山さんの話です。
「パラリンピックを報道するメディアは、オリンピックよりは少ないです。しかしパラリンピックでは、選手たちと心と心で交流しているように思います。その点は、オリンピックのときより実感しています」
パラリンピック選手村の中に作られたインターネットカフェ。毎日、多くの選手や関係者がここを訪れます。ここでの応対を担当しているのが、ボランティアの張沐晨さんです。張さんは、その笑顔と勤勉さで、選手たちの人気者となっています。張さんの話です。
「選手たちから何か頼まれたら、私たちは笑顔で、全力で応対します。中国のボランティアたちの暖かさを、彼らに感じてもらいたいですね」

選手の中には、「初めて中国に来た」という人も少なくありません。中国の文化に興味を持つ選手たちも多くいます。そこで、それぞれの国の代表団には通訳ボランティアが配属されています。彼らは、各国の選手に中国の歴史を紹介したり、いろいろな質問を答えたりしています。ケニア代表団の通訳ボランティアを務める梁程さんは、自分の仕事について次のように語りました。
「ケニアの選手のほとんどが、中国は初めてです。だから、中国の歴史や文化について、いろいろ聞かれます。私たちは、できる限りこれらの質問に答えています。中国人はアフリカ人と同じようにもてなし好きで友好的な民族だと知ってもらいたいです。私たちボランティアの仕事によって、彼らが中国に対しいい印象を持ってくれたらと思っています」
パラリンピック期間中は、競技場やメインプレスセンター、選手村の間にシャトルバスが運行します。身障者の選手たちが利用できるよう、バスは改造されており、運転手たちスタッフも研修を受けています。万全の準備が整った北京で、パラリンピックの間、選手たちは快適に過ごすことができるでしょう。
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