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北京2008特集:四川大地震の被害状況と救援活動について
   2008-05-16 16:45:35    cri

 温家宝首相の現場視察と同時に、武装警察、消防隊と軍からなる救援部隊は都江堰市など地震の被害を受けた都市で、地方政府と協力して救援活動を展開しています。

 また、多くの救援部隊は、水路、陸上、空路という三つのルートを通じて、道路が損壊した山間部の震源地に入ろうとしました。

 「一秒でも早く、被災地に入りなさい」、これは温家宝首相が救援部隊の責任者に発した指令です。しかし、震源地への道路は全壊したほか、12日の夜から都江堰付近は大雨が降り始めたため、救援部隊は13日昼になっても順調に進みませんでした。

 13日の深夜11時15分、四川省の200人からなる武装警察の先遣隊が震源地のブン川にたどり着きました。14日午前、15人の空挺隊が大雨にもかかわらず、被災地の茂県に降下し、現場の様子を本部に伝えました。

 15日8時までに、被災地に入った救援部隊は13万人以上で、救援物資を輸送し、負傷者を運ぶため、軍用輸送機、ヘリコプターのべ300機が動員されました。これまでに、救出された負傷者は10万人を超えました。

 14日午前、温家宝首相は被害がより深刻である北川県で救援活動を指揮した際、「被災者を救出することが最も重要だ」と再び強調しました。午後、温首相はまたヘリコプターで震源地のブン(水へんに文)川に着き、災害状況を視察し、「負傷した住民を必ず救出する。道路がなければ、ヘリコプターで負傷者を運ぶ。今日午前中、50人余りを運んだ。現在、我々はあらゆる手段で飛行機を調達している。また、道路の復旧も急いでいる。」と住民を激励しました。

 「病院の90人ほどの医師は三つのグループにわかれている。一つの組が休憩を取りつつ、一つの組はけが人の治療、もう一つの組は、手当てを受けたけが人の状況を巡回診察するという役割分担だ」と、都江堰市のある病院の医師が話しました。

 瓦礫の中で生き埋めになった人を救うため必死になっている救援隊員のほか、負傷者の手当てをし、けが人を治療する医師たちも懸命に頑張っています。しかし、人手不足は病院が直面している最大の問題です。中国人民解放軍の医療救助担当の李建華部長の話によると、被災地の医師不足を補うため、解放軍は医師を2000人以上派遣し、あわせて輸血用の血液、医療設備を運びました。

 「親を失った子供の世話をしたい」

 「お年寄りの世話をしたい」

 「元軍人だが、被災地の人々になにか貢献しようと思っている」

 ここは成都市内にあるボランティア募集所です。市民たちは被災地でボランティアをするために集まってきました。みんな何とか被災者の手助けをしようと考えています。

 先ほど電話インタビューをした沈さんの話によると、ボランティアには基本的な医療知識を身に付けているほか、救援活動の経験があること、それに健康である人たちを求めています。

 ボランティア活動のほか、全国各地では献血や義捐金の募集などが行われています。献血所に大勢の市民が集まっています。

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