「電磁輻射」は深刻なエネルギー汚染の一つです。よく言われるのは携帯電話ですが、電子レンジ、パソコン、テレビ、エアコン、電気布団なども電磁波を放出するといわれます。電磁輻射は人体の抵抗力によって、異なる危害をもたらします。例えば頭痛、不眠、不整脈などです。また、一部の人には、視力の低下や皮膚病などが現われることもあります。

　この電磁輻射を予防するには、電磁波から遠く離れるのが一番ですが、飲食の上でもその危害を防ぐことができるといわれています。

　まず、微量元素を多く摂取することは重要です。微量元素のセレンは抗酸化の作用があります。セレンが多く含まれる食物はゴマ、麦芽、及び漢方薬のキバナオウギなどです。その次は酵母、タマゴ類、ビール、海産品のイセエビ、マグロなどで、また動物の肝臓、腎臓などの肉類にも含まれます。一方、果物とほとんどの野菜はセレンの含有量があまり多くないです。しかしその中で、ニンニク、キノコはセレンの含有量は非常に多いようです。

　次にビタミンを多く摂取することも重要です。抗酸化作用のあるビタミンＡ、Ｃ、Ｅは抗酸化のために優れた栄養素です。ビタミンＣは水溶性のビタミンで、野菜や果物、特に果物はその含有量が多いです。したがって、果物や野菜を多く食べれば、電磁輻射を抵抗する能力を強められます。一方、ビタミンＡとＥはいずれも脂溶性のもので、特にビタミンＡは動物の内臓や各種の黄色い野菜の中に含まれています。これを油で炒めると、油に溶解しやすいので、人体の摂取と吸収にプラスとなります。動物の内臓、各種の豆類、アブラナ、カラシナ、キャベツ、ダイコンなどのアブラナ科の野菜にはいずれも、豊富のビタミンＥが含まれており、細胞膜を保護し、電磁波による攻撃を抑えるのにプラスとなります。（翻訳：王玉華）