大豆には豊富な栄養素が含まれ、たんぱく質、食物繊維、カルシウム、カリウムなどが多くて、健康に非常に良いです。しかしどのようにして食べればより体に良いでしょうか。
これについて、中国漢方医科学院西苑病院の張国璽教授は、「大豆は、豆乳や豆腐にして食べるほうがいい。そのままの大豆は消化や吸収によくないからだ。より良い食べ方は、朝豆乳を飲み、晩におからを使ってウオトウ(トウモロコシ粉と大豆粉などをまぜて円錐形にして蒸した食品)を作って食べることだ」と述べています。
具体的に紹介しますと、朝、前の晩によく浸しておいた大豆を豆乳機を使って豆乳にして飲みます。残っれたおからは冷蔵庫に入れて保存してください。晩にこのおからをトウモロコシの粉と一緒に蒸してウオトウにして食べます。
ウオトウを作る時は、トウモロコシ粉とおから、それにふくらし粉を混ぜて(水はいらない)ウオトウを作って蒸します。豆乳の中にはたんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルが多く含まれるため、朝飲めば、体に必要な栄養素を満たします。そして、おからには植物繊維が多いので、トウモロコシの粉と一緒にウオトウにして食べれば、胃腸の動きを活発にし、脂肪の吸収を減らすことができるため、高脂血症や肥満の予防や治療にプラスとなります。
大豆には非常に高い栄養価値がありますが、まるのままで大豆を食べる場合、たんぱく質の吸収率は約65%ぐらいです。しかし豆乳に加工すれば、その吸収率は92%~96%まで引き上げられるといわれています。ただし自分で作る新鮮な豆乳は24時間以内に飲んだほうがいいです。(訳:玉華)
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