イギリスのメディアによりますと、科学者は長年の研究をした結果、初めて塩が健康に対する影響を実証しました。それは、塩の摂取量を少なくすれば確かに心臓病や脳卒中にかかる可能性を減少できるということです。アメリカのハーバート医学校の研究者が15年に亘って行ったこの研究から、塩の摂取量が少ない人は心臓病にかかるリスク25%、また心臓病の早期死亡のリスク20%を減少できることが分かりました。この研究結果はすでに、「イギリス医学雑誌」に発表されました。
この研究は対象となった人のナトリウムの摂取量を約25%から35%(この数字は大体、FSA・イギリス食品基準局が推薦した摂取量に相当する)減少し、即ち、イギリス人の1日あたりの塩摂取量を9.5グラムから6グラムに減少しました。こうした研究の結果、以上のことを実証したものです。
イギリス心臓協会(BHF)の看護関係者は、「イギリスの多くの成年者と児童の塩摂取量は多すぎている。彼らは加工食品をできるだけ少なく食べ、或いは塩の含有量が少ない食品を選択すれば、自分の心臓にいいだ」と述べています。
研究者は対象となる人の尿検査サンプルをテストし、塩摂取量の減少及びその血圧に対する影響を確認しました。その結果、塩の摂取量を少なくすることは確かに血圧をやや低下させられることが分かりました。
イギリスのある教授は、「塩の摂取量を減少するメリットは明らかなものだ」と述べました。また、フィンランドも塩を少なく摂取することを大いに提唱したことがあります。その結果、脳卒中や心臓病の発病率は明らかに減少しました。(翻訳:玉華)
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