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「三聖花郷」のレストランは趣がある |
「三聖花郷」のホテルから撮った野菜畑 |
成都に来て、最初の二日間は晴れたほか、曇ったり、雨が降ったりした天気だった。なんだかわからないけど、このような天気が好きだ。
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壁の図は地元の景色の写真だという |
画家万啓仁氏はここにスタジオを設け、市内から通っている |
今日は、成都市から車で一時間かかる大邑県へ行き、中国最大の個人博物館集落を見学した。建川博物館には企業家、樊建川さんが集めた、抗日戦争から改革開放政策が実施されるまでの文物が展示されている。お父さんは抗日戦争に参加した。また、樊建川さん自身は50年代生まれで、新中国と共に歩んできたので、あるバッジをきっかけに、近現代の文物を集めるようになった。自分のコレクションを展示し、特に若い世代に過ぎ去った時代を伝えようと、博物館事業に夢中になった。
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中国虎標行芸術館 |
許燎源現代設計芸術博物館のレストラン、料理はもちろん四川料理、ブルーマウンテンが美味しかった |
「戦時中の文物を集めるのは平和のためだ」と樊建川さんはよく言う。戦時中の文物に関しては、日本から集めてきたものも多い。中国人の記録だけではなく、当時日本人が記録したもの、また、第三国の人が記録したもので、違う角度からも歴史を再現しようという考えからだと言った。「今はまだ早いかもしれないが、近現代の中国の歩みを物語る文物を少しずつ集め、いずれそれらを全部展示できる博物館にしたい」と樊さんは言った。
博物館にはレストランや泊まる場所もあり、昼食はそのレストランで済ませた。樊さんは食事中にインタビューを受けた。
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日本軍の俘虜になった人々の写真を展示する「抗俘館」(写真は全部当時の日本人が撮ったもの) |
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新中国成立以来のバッチ、時計、ハンコウ館 |
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新中国成立以来の生活用品館 |
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新中国磁器館 |
午後、成都市からバスで20分ぐらいで着く「三聖花郷」を見学した。春に色々な花、夏に蓮、秋に菊、冬に梅という、一年中いつ来ても目を楽しませるものがある。また、都会の人でも野菜栽培を体験できる場所もある。ここは昔から花の栽培で有名だったが、これまで農家それぞれが花を成都市まで持っていき、安い値段で売っていたので、それによる収入が少なかった。そこで、土地を効率よく使用するため、錦江区政府が五つの村の農家から土地を借りて、改めて機能配置などを企画して、テーマによって、五つの区域に分けた。さらに、上海のある花会社を導入した。こうして、農家は栽培した花を全部この会社に売ればよい。自分で花を売らなくても済むようになった。地元の農家の収入は土地の賃金、花栽培による収入、家庭旅館、地元のサービス施設で動くことによる給料などがある。今の「三聖花郷」は成都市民の週末の憩いの場となっている。また、景色がきれいで、趣もあるので、画家や写真家のスタジオが多く設置されている。今は博物館や美術館も建てられ、周辺の村の文化事業が大いに推進された。
夕食は「三聖花郷」にある許燎源現代設計芸術博物館のレストランで済ませた。
今日は博物館レストランづくしですね。
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