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今週の「中国の旅」の番組では、「恐竜の町」として知られているエレンホトや内蒙古とエレンホトの観光についてお話しました。
内蒙古自治区は中国北方の辺境地域に位置し、地図を見ると北東から南西の方に斜めに伸びています。東西方向の直線距離は2,400キロ、南北方向の最大距離は1,700キロで、東北、華北、西北の三つの地区に跨っています。土地面積は118.3万平方キロ、各省、直轄市、自治区のなかで第3位の広さです。自治区の北はモンゴル、ロシアと境を接しています。
1947年に成立した内蒙古自治区は中国でもっともはやく民族自治政策が実施された少数民族の自治区です。自治区には蒙古族の大部分が主に居住しています。
内蒙古観光コースには、呼倫貝爾(ホロンバイル)、海拉爾(ハイラル)を中心に、満州里、阿爾山(アルシャン)などのスポットが含まれています。草原、森林など自然風景のほかに、民族文化や国境貿易など珍しい観光コースもあって、さらに、この番組で紹介したことのある阿爾山の天池(湖)、杜鵑湖など新しいスポットもあります。
エレンホト市は中国北方の内蒙古自治区にあります。中国とモンゴルの国境地帯にある最大の町です。地図を見ますと、内蒙古自治区からモンゴルを経てロシアに至る鉄道の、国境の駅がありますね。このエレンホトが恐竜の舞台だといえます。
エレンホトは、アジアで最も早く恐竜の化石が発掘された「恐竜の町」として知られています。7000万年前のエレンホトは、湿度が高く植物が多いため、恐竜が生息する楽園だったそうです。
1990年代から今まで、ロシア、アメリカ、カナダなどの専門家と中国の地質学者や生物学者たちがエレンホトで大規模な発掘調査を6回にわたって行いました。これによって、10種類あまりの恐竜の化石が発掘されました。完璧な保存状態の化石が多いため、世界レベルの恐竜の化石の宝庫といえます。ここは世界各地の学者が注目するとともに、恐竜に関心のある多くの観光客を引き付けています。
車でエレンホト市に入ると、中心部から6キロ離れた道路に、巨大な「市の門」があります。この「市の門」は、エレンホト市で出土した、世界で2番目に大きいといわれる恐竜・「万龍」を原型にしています。長さ80メートル、高さ19メートル、幅34メートルという、巨大な彫刻で、体積は4080立方メートルあります。現在、世界最大の恐竜彫刻として、ギネスブックに申請する準備を進めています。
中国内蒙古に出かける方は、ぜひエレンホトまで足を伸ばしてください。