今週の「中国の旅」の番組では、内蒙古の民族の風習、風景や旅情報などと北京のタクシーの話題を取上げてお話しました。
内蒙古自治区は中国の5つの自治区の一つです。内蒙古自治区には蒙古族、漢民族、回族、満族など49の民族が住んでいます。その中で、蒙古族は400万人余りいます。もし、蒙古族の生活を知ろうと思ったら、草原に行くのが一番です。シリンゴル大草原、ホロンボイル草原、ホルチン草原などがとても有名です。
牧畜民の人たちはとても客好きだそうです。牧畜民の家を訪問すると、奥さんがすぐミルクティーを入れたり、羊の肉を煮たりして、お客さんをもてなします。食事の時、蒙古族の人はミルクのお酒を入れた銀で作った茶碗を持って、歌を歌いながら、お客さんに捧げます。そのミルクのお酒は馬乳酒で、ほとんど自家製だそうです。
北京を旅行する時、タクシーを利用することが多いかもしれません。北京では、タクシーは台数も多いし、料金も、日本に比べればずっと割安な感じがします。
でも、最初のタクシーは「面的」といわれていました。面包つまりパンの形をしたタクシーという意味です。あれは小さいワゴン車です。「面的」は黄色で、運転手以外に6人が乗れます。荷物だったら600キログラム前後です。
今はだいぶ変わりました。10数年の間に、タクシーの車種は最後に韓国産のSONATAに変わりました。今、北京のタクシーの多くに使われています。
北京のタクシーは、ホテルの玄関先から直接目的地まで連れて行ってくれますし、また気になる料金もそれほど高くないので便利。タクシーの屋根に「出租汽車TAXI」と表示されています。あれを見ればすぐ分かります。
日本ではタクシーに乗ると、ドアが自動的に開きますからとても便利ですね。北京ではドアは自動で開きませんから、自分で開けたり閉めたりする必要があります。
オリンピックを前に北京の運転手さんは英会話の特訓をしているそうですから、言葉の不便も感じられなくなるでしょう。皆さんが北京を訪れたら、ぜひご利用ください。
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