近年著しく発展する中国は、経済と社会の面で大きな成果を遂げており、世界各国のジャーナリストの目を引きつけている。第17回党大会を間近に控え、海外メディアは相次いで北京駐在特派員の人数を増やし、報道体制を強化している。
世界はなぜ中国に注目するのか?中国共産党の党大会は、なぜかくも多くの人々の目を引きつけるのか?
考えられるのは、党大会において、中央新指導部の発足、総書記の重要報告、党規約の改正など、注目事項が目白押しであることだ。海外の記者は、中国の経済発展、社会と人々の生活、環境保護、腐敗処罰、対外政策にも高い関心を寄せている。こうしたホットポイントの背後には、中国の発展の展望と、今後の行方に対する海外メディアの注視と判断がある。国を良く治めようと精励する中国共産党は、間近に迫った第17回党大会において、中国の発展のためにどのような基調を定めるのか?どのような戦略思想を打ち出すのか?どのように戦略配置を進めるのか?中国の未来にどのような影響をもたらすのか・・・・1つ1つの問いは答えを待ち、1つ1つの謎解きは明かされる見込みだ。
中国共産党の指導の下で、中国、この5千年の文明を擁す東洋の古い国が、日を経るごとにますます青春の輝きを放っていることは、誰にも否定のしようがない。特に改革開放以降、中国は世界でも稀に見る持続的な高度経済成長の奇跡を成し遂げ、香港と澳門(マカオ)は祖国に復帰し、宇宙船「神舟」は打ち上げられ、青藏鉄道は世界の屋根を跨ぎ、北京五輪と上海万博の準備は着実に進み、中国人民は溢れんばかりの熱情と昂揚をもって、新たな生活を築き、すばらしい未来を切り開いている。中国で起きている巨大な変化に、世界はこぞって驚嘆している。
同時に、中国という世界最大の発展途上国が、なお多くの難題と試練を抱えていることも、誰にも否定できない。例えば中国は、改革の難関攻略の段階において、多くの制度的・構造的障害をいかにして乗り越えるのか?エネルギー・資源・環境・技術のボトルネックを抱えながら、長年蓄積された構造的な問題と粗放的な経済成長モデルを抜本的に改変し、持続可能な発展を実現することができるのか?就業・所得分配・社会保障・医療・就学・生態環境保護・安全生産・社会治安など、大衆が懸念する問題を前に、いかにして各方面の利益に等しく配慮し、調整し、社会の公平と公正を促し、社会の調和と発展を促進するのか?
一言で言えば、経済体制の変革、社会構造の変動、利益構造の調整、思想観念の変化が深いレベルで進行する今日において、86年間の風雨に耐えてきた中国共産党は、いかにして時代に課せられた大任を担い、13億中国人民を導いて新たな1ページを書き記すか?
まさにこの理由から、国民は間もなく開催される第17回党大会に期待で胸を膨らませ、多くの外国メディアも先を争って中国に上陸し、「最も豊かなニュース資源」を採掘しようとしているのかもしれない。 「人民網日本語版」
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