5月1日ー7日は中国の大型連休です。今年も北京の東と西で、それぞれロックとPOPSをテーマにした二大野外音楽祭が行われ、数多くの人を引き付けました。この二大音楽祭とは、5月1日?4日、西北部の海淀公園で行われた迷笛(MIDI)音楽祭と、5月1日?7日、東部の朝陽公園で行われた朝陽流行音楽週間です。
前者は2000年、ロックミュージシャンを育成する北京迷笛音楽学校の呼びかけでスタート。後者は2004年、朝陽公園の正式開園に伴い始められた企画。いずれも、年に一度5月の大型連休期間中に開催されています。中でも、迷笛音楽祭は中国の若者文化誕生のシンボル、若者の新しい生活スタイルの象徴としても注目されています。「今年、あなたは迷笛をしたか?」というインターネット上の流行語までできました。
開催8回目を迎えた迷笛音楽祭は、今年、初めてメインテーマを設定して開催され、テーマは「緑・平和」。環境保護の大事さを訴えた内外多くのミュージシャンのメッセージが大画面で放送されていました。
西山や名勝の頣和園が眺められる海淀公園には、大小6つのステージが設けられており、内外の85バンド、20人余りのテクノミュージシャン、12組のフォークシンガー、32人のDJ及び30組あまりの内外のHIP-POPの歌手が演奏しました。来場者は延べ8万人に上り、去年の5万人の記録を刷新しました。
日本からは、二井原実(ヘヴィメタル・ハードロックバンドLOUDNESの元ボーカル)、パンクバンドBONE IDOLなどが出場しました。
一方、7日間にわたり毎日12時間、ライブが行われている朝陽公園の流行音楽週間には、数多くの家族連れの姿が見られました。主催者の明らかにしたところによりますと、過去三回では、いずれも延べ30万人の出場者を迎えたとのことです。(写真・文:王小燕)
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