劉亦菲(リウ・イーフェイ)主演の映画「五月の恋」(中国語タイトル《五月之恋》2004年7月)は5月6日日本で上映することになります。
「五月の雪」が見たいのーーーー 遠く哈爾濱(ハルピン)から届いた一通のメール。小さな嘘から始まった二人の恋は、やがて距離を、運命を超えて結ばれます。
台湾に暮らす大学生の阿磊(陳柏霖)は、超人気バンド"五月天(メイデイ)"のギタリストの弟。兄に対する劣等感から何に対しても中途半端で怠惰な毎日を送る彼は、ある日、五月天のサイトを管理するうち、気まぐれからファンからのメールに「僕はボーカルの阿信だ」と嘘の返信をしてしまう。メールの相手は、中国ハルピンで京劇団の学生をしている少女瑄瑄(劉亦菲)。そして、メールを始めて60日目。阿磊は、本当のことを言い出せぬまま、台湾の三義に咲く花"五月の雪"を見たいという彼女の願いを叶える約束をしてしまうが…。"五月の雪"に秘められた瑄瑄の思いとは?嘘から始まったこの小さな恋は、やがて彼らの思いを超えて、祖父たちの物語へと発展していく。
この映画はまた、ある物語を引き出しています。台湾には、1949年に軍隊に従って大陸から撤退してきた中高年層が多くいます。彼らは大陸に生まれ、大陸に家を持ち、しかし台湾に漂着した人々です。台湾では彼らは外省人であり、大陸では「台胞」(台湾同胞)と呼ばれています。彼らはこれまで、強い郷愁の念をずっと抱き続けてきました。
そして、大陸と台湾の若者瑄瑄と阿磊は互いに愛し合い、美しい感情を実らせていく。さらにそれが歴史的な原因で、離れ離れになった大陸・台湾三世代の肉親の情の物語へとつながっていく。映画をより重厚なものに仕上げている。
映画では、大陸と台湾における華人の暮らしと現状を描いている。「私は若い観客たちに、ある映像を提供したい。自分はいったいどこから来たのか、彼らに知ってもらいたいのだ」。映画監督の徐小明は、そう語る。
また台湾の人気バンド「五月天」が、実際の役で参加しており、映画のテーマソングを歌っている。
ヒロイン劉亦菲(リウ・イーフェイ)
1987年北京生まれ。2002年中国全土で話題を呼んだテレビドラマ「金粉世家」で注目を浴び、仙女のように美しいと言われ、中国で高い高感度を得ています。いまやまさに中国でトップ女優の一人です。まだ18歳の若さで、これからアジアでのますますの活躍が期待されています。「五月の恋」は劉亦菲が16歳の時初めて主演した映画です。京劇学校の学生を演じるため、一ヶ月ほど、北京京劇学院で厳しい訓練を受けたそうです。「劇中、京劇を歌ったとき、このうえない達成感を得ることができて、とても楽しかった!」」とコメント。
「五月の恋」/Love of May
ポスター&壁紙の鑑賞はこちらの写真をクリックしてください
公式サイト:http://www.may-love.com/
5月6日 シネセゾン渋谷 レイトショー (渋谷道玄坂ザ・プライム6F)
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