『アスピリン』
この作品は、ある女性の恋愛遍歴を描いたものです。梅テイ(メイ・ティン)演じる文静は芸能記者。ストーリーの中で、彼女はタイプの違う複数の男性と恋に落ちますが、映画ではそれを音楽や効果などによって巧みに色分けしており、演出面でも非常に面白い作品となっています。また、女優の整形疑惑など、芸能界の裏事情を暴露していることも見所のひとつです。
秦海ロ (チン・ハイルー) 、洪晃(ホン・ホアン) 、王斌(ワン・ピン)、 宋寧(ソン・ニン)など、名優たちの競演も見逃せません。
ストーリー
芸能記者である文静(メイ・ティン)は、ある歌手のインタビューを終えた際、ふと、自らの過去の恋愛について思い出します。「あらゆる恋愛には"キーワード"が存在している・・・。」文静の恋の記憶が次々と甦っていきます。
彼女の初恋の"キーワード"は「果たせなかった約束」。「恋愛」と呼ぶにはあまりにもはかないふたりの関係は、すぐに終わりを迎えてしまいました。
2度目の恋の"キーワード"は「高楽」。「高楽」はタバコの銘柄であると同時に、男性のニックネームでもありました。つきあっていた1年間、二人はよく一緒にこのタバコを吸っていました。しかし、「高楽」の元恋人が自殺未遂を起こし、彼女からの手紙を読んだ「高楽」は、文静との関係を立ち切ってしまうのです。
時が経ち、再び出会いが訪れます。文静にとって3番目の男性・バイ(ソン・ニン)です。バイは美しい青年ですが、潔癖なところがあって、いつも薬用石鹸を使っていました。バイから漂ってくる薬用石鹸の香り。これが、この恋の"キーワード"となりました。
バイは、自分がどう生きていけばいいのか途方に暮れていました。そんなバイの気持ちを知った文静は、留学を決めたバイを引き止めることはしませんでした。
バイが去った後、文静は引越し、電話番号も変えました。結局、バイに対する想いを告げないまま・・・。
それからまた、月日が流れていきました。文静はあるパーティーで、アメリカの投資会社で基金総監を勤める中年男性・李文卿(パン・シーチー)と知り合いました。離婚経験のある李文卿は、人を愛することに臆病になっていました。そんな彼に、文静は痛み止めのアスピリンを渡しました。李文卿は文静を愛するようになり、文静に対して猛烈なアプローチを始めます。こうして二人の関係は徐々に親密なものになって行きました。李文卿の妻になるか、バイを待ち続けるか。2つの選択肢の間で揺れる文静は、ついにある決意をします……
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